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風力発電業界に吹く厳しい“寒風”・・・その1
2009/01/26(Mon)
 2009年はグリーンエネルギー産業の正念場だ。米国や中国では、政策責任者が世界的な不況から抜け出す起爆剤として、「環境に優しいエネルギー技術」へ数十億ドルの投資を行い、二酸化炭素(CO2)排出量を減らす事業で数百万人の雇用を生み出すと公約している。

 もちろん、これは風力発電業界にとっても明るい話だ。世界の再生可能エネルギー供給源として、風力発電業界は水力に次いで第2位の風力の利用促進に努めている。

 太陽光発電業界と同様(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2008年12月26日「“環境悪化”に苦しむ太陽光発電業界」)、風力発電業界も信用収縮による民間部門の投資の激減と、石油価格の2008年中頃以降の暴落で打撃を受けている。業界では、世界経済が立ち直るまで、民間需要の落ち込み分を政府支出が補ってくれることを期待している。

 特に欧州では、数十億ドル規模の政府支出が重要になる。欧州は今も世界最大の風力発電市場であり、風力タービンメーカーの世界上位10社のうち6社を欧州企業が占めている。優位に立つ欧州でも、風力タービンで世界トップのデンマークのヴェスタス・ウインド・システムズ(VWS.CO)や世界最大のウインドファーム(大規模集中風力発電所)開発会社であるスペインのイベルドローラ(IDRO.F)などの企業が、最近の経済状況に合わせて事業縮小を余儀なくされている。

 米調査コンサルティング会社エマージング・エナジー・リサーチ(EER)によると、2009年の新規風力発電設備の稼働による全世界の風力発電量の増加率は14%にとどまる。これは過去10年間の平均年間増加率の半分以下だ。米コンサルティング大手アクセンチュア(ACN)は、今後2年間の風力発電関連の設備投資は30%近く落ち込む可能性もあると予測している。

・・・その2に続く

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